この春、鳥取県消防学校には25人の消防士の卵たちが入校しました。彼らは日々厳しい訓練に励み、その成果を発揮する「ポンプ車操法大会」が行われました。本記事では、彼らの熱い日々とその挑戦の様子を取材いたしました。

ポンプ車操法大会とは

ポンプ車操法大会は、消防ポンプ車を用いて水槽から給水し、火災現場を意識した火点と呼ばれる的に向かって放水する大会です。訓練生たちは、正確な命令や伝達、消火活動の基本となるホースの搬送方法や延長方法、放水方法など一連の動作の正確性やタイムを競います。

訓練生たちの成長

訓練生たちは1か月間の訓練を経て、消防ホースの操作から放水までの基本を身に付けることを目指してきました。彼らの成長は目覚ましく、まっすぐにホースを伸ばすことができなかった訓練生も、今ではしっかりとした操作ができるようになっています。

心に秘めた思い

本池泰生さん

本池泰生さん(20歳)は、父と兄が消防士という消防一家に育ちました。彼は幼い頃から父と兄の活躍を見て、自分も消防士になることを決意しました。辛い訓練中でも、父と兄のような立派な消防士になりたいと日々自分を奮い立たせています。

山根樹也さん

山根樹也さん(24歳)は、以前千葉県で3年間消防士として勤務していましたが、地元鳥取県で働きたいという思いでUターンし、再び採用試験を受け直しました。彼は9期生の頼れるリーダーとして、教官と訓練生の間を取り持つ「総代」を務めています。

問い合わせ

鳥取県消防学校
住所:鳥取県鳥取市○○町○○

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